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2011.07.26
桧原3号トンネル施工陣らサイクリング大会に協力/喜多方建設/9月掘削開始
喜多方建設事務所が進める会津若松裏磐梯線で、北塩原村桧原地内の桧原3号トンネル掘削が9月開始の見通しとなった。整備により冬期通行止め区間解消で地域の生活道路、裏磐梯桧原湖を周遊する観光道路としての機能を高める。標高830mに延長650mのトンネルを整備、終点側から掘削する。雪崩の危険性や、極端に狭い区間があり、冬期間の除雪ができず1年のうち約150日間、交通不能となっている。
この区間を含む県道で24日、第30回桧原湖1周ファミリーサイクリング大会が開かれた。道路を使う同村最大のイベントで約1000人が参加した。北塩原村商工会(吉川一三商工会長)でつくる実行委員会の主催。
このイベントにトンネル施工の高橋建設・東栄建設JV、防護柵工事の東信建設工業がイベントに協力。給水所を設け、地元産のきゅうり、トマトなどを参加者に提供した。冬期間も掘削を進め約1年間の工事になり、地元とのコミュニケーションも兼ねた。
道路はつながってこそ、こうしたイベントにも使えるため、同JVの小泉栄現場所長らが準備を進めていた。このほか、同商工会の会津山塩なども配った。
休憩ポイントでトマトなどを配る社員ら