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2011.08.31

警戒区域建設企業らが入居/中小機構の信田沢仮設施設/南相馬市

 中小企業基盤整備機構が整備していた南相馬市信田沢仮設事務所・仮設工場が完成し31日、現地で引渡式が行われた。福島第一原発からkm圏内の警戒区域にあり操業ができなくなった建設業などが入居する。
 引渡式では桜井勝延南相馬市長が「原発事故で強制退去となった事業所は、仮設事務所開設で大いに勇気づけられた。皆さんと協力して市を復興したい」とあいさつ、塩田誠中小企業基盤整備機構理事が「仮設事務所を活用し事業の再生に邁進してほしい」と述べた。塩田理事が桜井市長に施設の鍵を引き渡した。
 施設が整備されたのは原町区信田沢字信田沢328の3地内(信田沢工業団地)の約6700m2。事務所は軽量S造平屋建て12区画2棟、工場(西棟)は軽量S造平屋建て368・05m2、4区画が完成。現在、9月末の完成を目指し東棟を建設中。仮設事務所には建設業、管工事業、建築工事業、縫製業、瓦業、内装業、リフォーム業など24事業所、仮設工場西棟には電気工事業など3事業所が入る。
 入居する建設関係企業は次の通り。
 ▽事務所棟=大洋建設、佐藤建設、片岡建設、玉川建設、杉本建材、玉川建築工業所、山田建業、西村建築、小高区管工事組合、山田瓦興業、鈴木屋、坂本建設、北勇工業、三友住設、鎌田陶器瓦工業、電工舎、熊川工業▽工場西棟=谷地電設

桜井市長と入居者ら→