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2011.11.10
耐震で現地調査/高校生の地域防災授業/会津工業高校
県立会津工業高校建築インテリア科は8日、県耐震化リフォーム等推進協議会が実施する「高校生が参加する地域防災授業」で、喜多方市塩川町の木造住宅の耐震診断現地調査を行った。
同校の生徒が取り組む「課題研究」の一環で実施し、今回の調査には生徒約10人が参加した。
地域防災の授業の内容は5回に分けて行われ、これまでに①地震発生のメカニズム(浅里和茂日大工学部教授)②過去の地震被害履歴と建築物耐震化の重要性(県耐震化リフォーム等推進協議会)③木造住宅耐震診断の基礎知識(県建築士事務所協会)―の授業を実施済み。今回が4回目の開催。
生徒らは、佐藤有史佐藤建築設計事務所社長(県建築士事務所協会青年部)の指導を受け、住宅周囲の敷地状況ほか、建物の外観や外壁のひび割れ、柱の傾き具合などをチェック。
方眼紙に住宅平面図を書き写し、東西南北からデジタルカメラで状況を記録した。
15日に予定する5回目の授業では、パソコンで実際に耐震診断の実務を行う。
引率した池上邦彦同科主任は、生徒らの自宅ほか、親戚・知人宅など「今回の授業で学ぶ知識を活用してみることが目標」と述べた。
外壁をチェックする生徒ら→