トピック
2011.12.22
渡利地内で実地試験/県ビルメンテナンス協会の県除染実証事業
県の除染技術実証事業に選ばれた20件のうち、県ビルメンテナンス協会が提案した「高圧洗浄および汚染水の回収技術」の実地試験が20~22日の3日間、福島市渡利字中江町地内のエスエフ太陽興産で行われた。
このうち21日の実地試験には、県の担当職員のほか、作業を担当する同協会加盟数社から13人が参加。作業は同社の社屋や植え込み部分など敷地内を対象に実施した。
社屋など建造物の除染では、屋上や壁面に洗浄剤(オレンジオイル)を噴き付け、塗布し、周囲に汚染水が飛び散らないよう遮へい物を設置しながら高圧洗浄機で洗い流して放射性物質を除去した。また植え込み部分などの表土除去や敷地内の落ち葉なども回収。汚染水や除染除去物はコンクリート桝に集め固化処理した。
今後は除染前・後の同社敷地内、放射線量測定各ポイントの線量や廃棄物発生量などを確認し、当該除染技術への評価を受ける。
高圧洗浄機による外壁の除染→