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2012.02.08
「誇りを持って安全に」/白河市の小峰城石垣撤去で安全祈願祭
震災で被災し早期の修復が望まれている、白河市のシンボル小峰城の石材撤去工事安全祈願祭が8日、同市の現地で行われた。
関係者20人が出席した。鈴木和夫市長、伊藤渉教育委員会長、施工者の鈴木清次鈴木建設社長が玉ぐしをささげて工事の安全と早期完成を祈った。鈴木市長が「全国民の注目を集める小峰城の復興は鈴木建設の腕にかかっている。この先何百年も続く歴史を築くという誇りを持ち、安全に十分注意して作業を行ってほしい」、鈴木社長が「全国的な注目を集める小峰城の復元という重要な工事であることを自覚し、責任感を持って全力で行う」と決意を語った。
同工事は、石垣崩落石材約2050個(本丸南面工区450m21800個、月見櫓工区64m2250個)の撤去と運搬が行われる。撤去した石は敷地内外に仮置きし、再度使用可能な石材は修復の際に再利用する。工期は3月26日。
同市では石材撤去と平行して石垣が崩れた原因の究明の調査を行い、判明した原因を基に今後の修復スケジュールを決定していく。
玉ぐしを捧げる鈴木社長→