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2012.07.19

がんばろう!東北/復興枠を除いた通常枠も震災前の水準まで確保を

 東北経済連合会、東北6県商工会議所連合会、東北建設業協会連合会など5団体で組織する「東北の社会資本整備を考える会」は18日、山形市のホテルメトロポリタン山形でフォーラム「がんばろう!東北」を開き、関係団体、地方自治体から約600人が参加した。東北地域の企業活動は震災後の復旧・復興を背景に堅実な基調で推移しているものの、復興枠を除いた通常の社会資本整備予算が大幅に減っていることに危機意識を共有。着実な復旧・復興に向けて、復興枠のさらなる拡大と継続を要望するとともに、通常枠についても震災前の水準まで確保するよう訴えた。
 主催者を代表し高橋宏明東北経済連合会長が「東北地域の公共事業予算は復興枠により大きく増加しているが、通常枠を見ると前年度比約13%減となっており、直轄道路や補助道路の予算は大幅に削減されている。復興枠が無くなった時に大幅に低い水準とならないように、東北全体の危機意識として共有していくことが大事だ」と述べ、関係予算の確保を強く求めていく考えを示した。
 また、被災地の視点から「交通ネットワークは、被災企業の活動を後押しし、産業を再生させ、地元の雇用を生み出し、住民の生活に欠かせない復興の原動力」とし、国の役割として積極的に整備に取り組むよう要請した。

がんばろう!宣言(右写真)