福島建設工業新聞社

県建設業協会(長谷川浩一会長)の土木技術委員会は2日、福島市の県建設センターで第35回会合‌​を開き、県土木部との意見交換会を通して、建設技術者が現場で抱える課題の改善を図ることとした。委員から出された意見を踏まえ課題を絞り込み、県に改善策を提案し対応を求める方針。
今年度活動テーマを協議した。委員会では毎年、県土木部と意見交換を行っており、今年度も予定している。継続的に取り上げても状況が変わらない課題も多く、今年度は具体的な方策を示す提案型の要望を行い、改善に向けた取り組みを前進させる。
委員からは県発注工事の課題として①設計変更②情報共有システム(ASP)③支障物件等④残土処理⑤協議関係⑥書類の簡素化(竣工書類・検査)に関する意見が出された。今後、意見交換で提出する課題とその対応策を検討する。
委員改選後初の会合で、委員長に森川学氏(佐藤工業)を再任した。森川委員長は「現場で働く技術者が働きやすい環境となるように意見を出し合い、一つずつでも課題を解決できれば」とあいさつした。