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2024.09.02

相双で官民建築職員が現場研修会

県建設業協会(長谷川浩一会長)は、相双建設事務所管内建築関係職員の今年度現場研修会に参加し、県内建築業界の実情や円滑な施工確保に向けた取り組みについて情報を共有した。
研修会は、同事務所が管内の市町村職員を対象に毎年開いているもの。時間外労働の上限規制や担い手確保に向けた週休2日、資材高騰など、建築業界の課題に適切に対応するには官民の連携や現状認識の共有が必要なことから、今回初めて協会相馬・双葉両支部の会員企業も加わった。
楢葉町の双葉地区特別支援学校移転新築工事現場(施工=前田・田中JV等)で行われ、23人が参加した。助川孝幸相双建設事務所主幹兼建築住宅部長が「建設業は人口減少等に伴う担い手不足が課題となっており、若者らが夢と希望が持てる業種となるよう生産性向上等に取り組む必要がある。研修で円滑な施工確保のためのガイドラインなどを説明し、より良い工事の進捗が図れるよう意見を交わしたい」とあいさつした。
参加者は、同工事でICT土工や総合図調整、土量・コンクリートなどの数量算出、配筋検討等に活用されている施工BIMの取り組みなどについて施工者から説明を受けた後、現場の施工状況を見学。円滑な施工確保対策として①設計変更ガイドライン②工事に関する提出書類簡素化ガイドライン③営繕積算方式―を研修した。


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