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2019.07.10

福幸の想い、次世代へ/須賀川で女性建築士のつどい

第30回県建築士会女性建築士のつどい・記念大会は6日、須賀川市のグランシア須賀川で開かれた。30年の歴史を振り返るとともに、記念講演会や記念式典などが行われた。同会女性委員会(酒井美代子委員長)の主催。
「今を生きる~復興から福幸へ想いを紡ぐ」をテーマに開催し、約50人が出席した。酒井委員長は「須賀川市では16年ぶりの開催。県内で活躍する女性建築士と一緒に集うことができ、うれしく思う。復興へと励む思いがテーマになっているので、これまでの歴史を振り返りながら、それぞれの思いを次の世代に紡ぐ大会にしたい」とあいさつした。
来賓の川音真悦県建築指導課長は「安全な建築物の整備、良質な住まいづくりなど県民の生活を支える大きな基盤づくりへの協力に感謝している」、蛭田修二県建築士会長は「第1回のつどいから会員交流と研さんにつとめ、女性建築士ならではの情報発信、活動を通して会員の資質向上を図ることは大変有意義なこと。継続することの大切さを改めて感じた。女性建築士の皆さんの更なる活躍を願っている」と祝辞を寄せた。酒井委員長が日本建築士会女性委員会東北ブロック会、各支部はこれまでの活動報告などを行った。
記念講演として、色と香りのパーソナルスタイリストのノブエカナイ氏が「色の与える効果~仕事の成果を上げるヒントは色にあり」をテーマに、色が与える印象や効果などについて話した。
記念式典では歴代委員長を代表し、松隈タエコ氏が「約30年前に郡山支部で女性委員会が立ち上がったが、委員長は男性だった。今日まで女性建築士のつどいが継続できたのは、皆さんが一生懸命取り組んだ結果だと思う」とあいさつした。会場ではDVDを見ながらこれまでの活動を振り返った。
女性委員会は1989年に「女性建築士部会」として結成。初代部長はいわき支部の故高橋伃志子氏。翌年9月に「潮風につどう」と題し第1回つどいを開催している。


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