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2019.08.19

ドローンで鶴ヶ城点検/県瓦連青年部

県瓦工事組合連合会青年部(山田潤仁部長)は8日、会津若松市の鶴ヶ城で、ドローンによる屋根点検を行った。屋根の日に合わせた全国規模の取り組みで、県連合会も加盟する全日本瓦工事業連盟青年部が全国31カ所で一斉に展開。県内では2010年、会津若松市が行った「往時の天守閣再現事業」で天守閣では国内唯一の赤瓦改修に携わった縁で、今回の点検作業に至った。
「赤瓦47士 いざ、鶴ヶ城清掃の陣」と題して行っており、点検結果などは報告書としてまとめ、会津若松市の観光課と花と緑の課に提出する。
点検は、施設を管理する会津若松観光ビューローに実施許可を得て、8日の早朝6時半ごろから、青年部の星周道事務局長、NPO法人日本瓦葺技能継承甍会の櫻井茂幸理事長らが行った。最高点は地上約80mから鯱なども撮影した。ドローンはDJI社のPHANTOM4を使用した。
降雪、雪の重みによるとみられる瓦のずれが一部にあったが、施工時と変わらず、赤瓦が鶴ヶ城屋根に堂々と鎮座していた。本格的な点検は、足場架設などが必要となる。星事務局長は「大規模建築物でのドローンによる点検は私たちも初の取り組みで、地上目視とは格段に違う成果を実感できた」と話した。
赤瓦は通常の瓦より重量があり、5層の鶴ヶ城には約10万枚を敷き詰めている。
参加した青年部員は場内の清掃も行い、福島のシンボル美化に貢献した。


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