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2019.09.06

矢田工業で見学会/隈研吾氏デザインの中橋

建築家・隈研吾氏がデザインし、宮城県南三陸町復興の象徴として工事が進められている人道橋「中橋」。同橋の製作・架設を施工する矢田工業(本社=郡山市西田町)は、同橋の仮組立が完了したことから20、21日の2日間(午後1時~3時)、同社工場敷地内で仮組立見学会を開く。
同橋は、八幡川に架かる橋長80.6mの鋼管(パイプ)トラス橋で、人道橋では日本初となる橋の上下に通路があるダブルデッキ(2重アーチ)構造。東日本大震災からの復興を目指す南三陸町志津川の象徴的な存在となっている隈氏設計による木造商店街「さんさん商店街」のある観光交流ゾーンと復興祈念公園の間に位置している。復興祈念公園に直接渡ることができる唯一の橋で、神社の千本鳥居をイメージさせるデザインは、慰霊の場へのゲートとなるとともに、復興を象徴する橋となる。
隈氏は、同町の復興計画「南三陸まちなか再生計画」のグランドデザインを手掛け、「さんさん商店街」を設計、再建した。橋梁設計はパシフィックコンサルタンツと隈研吾建築都市設計事務所の共同体として担当している。
見学会の申し込みなど詳しくは同社総務部☎024(972)2811=担当・渡辺氏まで。


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