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2019.09.25
「中橋」仮組立で見学会/矢田工業
矢田工業(本社=郡山市西田町、成田正樹社長)は20・21日、同社工場敷地内で仮組立を行っている人道橋・中橋の見学会を開いた。
同橋は、震災からの復興まちづくりに取り組む宮城県南三陸町志津川地区で、観光・商業エリアと復興祈念公園の間を流れる八幡川に架かる橋梁。同社が製作・架設を請け負う。橋長80.6m、幅員8~13m、鋼パイプトラス形式で、人道橋では日本初となる橋の上下に通路があるダブルデッキ(2重アーチ)構造となる。パシフィックコンサルタンツと隈研吾建築都市設計事務所の共同体が設計を担当した。
パイプトラス構造の上部工の躯体は、鋼材やコンクリートによる施工だが、床版は復興の象徴として、宅地高台移転で伐採した町内産の杉材を使用、観光・商業エリアからの入り口には、神社の千本鳥居に似たデザインを施し、鋼橋ながら木の橋の風情をイメージさせる。
仮組立は、現地での施工に先立ち、トラッククレーンベント架設であらかじめ実物と同じものを実際に組み立て、不具合がないか確認する作業。成田英樹矢田工業専務取締役は、鋼管接続の溶接等や施工データづくりに苦心したことを述べた。
同社は今後、部材に塗装を施して解体し、三陸町の現地に運搬、10月中に橋梁架設工事に入る。復興祈念公園が完成する2020年10月ごろの供用開始を予定している。
見学会には2日間で県中建設事務所、県立郡山北工業、二本松工業高校の教諭・生徒ら、日本大学工学部元教授の五郎丸英博氏、県北・県中・県南管内のコンサルタント、建設会社の担当者ら計30人が訪れた。
同橋は、震災からの復興まちづくりに取り組む宮城県南三陸町志津川地区で、観光・商業エリアと復興祈念公園の間を流れる八幡川に架かる橋梁。同社が製作・架設を請け負う。橋長80.6m、幅員8~13m、鋼パイプトラス形式で、人道橋では日本初となる橋の上下に通路があるダブルデッキ(2重アーチ)構造となる。パシフィックコンサルタンツと隈研吾建築都市設計事務所の共同体が設計を担当した。
パイプトラス構造の上部工の躯体は、鋼材やコンクリートによる施工だが、床版は復興の象徴として、宅地高台移転で伐採した町内産の杉材を使用、観光・商業エリアからの入り口には、神社の千本鳥居に似たデザインを施し、鋼橋ながら木の橋の風情をイメージさせる。
仮組立は、現地での施工に先立ち、トラッククレーンベント架設であらかじめ実物と同じものを実際に組み立て、不具合がないか確認する作業。成田英樹矢田工業専務取締役は、鋼管接続の溶接等や施工データづくりに苦心したことを述べた。
同社は今後、部材に塗装を施して解体し、三陸町の現地に運搬、10月中に橋梁架設工事に入る。復興祈念公園が完成する2020年10月ごろの供用開始を予定している。
見学会には2日間で県中建設事務所、県立郡山北工業、二本松工業高校の教諭・生徒ら、日本大学工学部元教授の五郎丸英博氏、県北・県中・県南管内のコンサルタント、建設会社の担当者ら計30人が訪れた。
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