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2019.09.27

五輪へ期待高まる/あづま球場の改修完了

県北建設事務所は24日、改修工事が完了した県営あづま球場の内覧会を開いた。
あづま球場はRC造3階建て延べ7833.61㎡。東京オリンピックで野球、ソフトボールの一部会場として使用するため、2018年10月から改修工事を進め、今月に完成を迎えた。
改修工事のメインとなる人工芝はプロ野球のスタジアムに使用されるものを施工。改修前の天然芝と比べ水はけがよく、雨が降っても数時間でコンディションを回復する事ができる。また、人工芝にゴムチップをまくことでクッション性を高め、選手の安全確保にも配慮している。
マウンドもプロ野球で使われる人工土を使用。赤れんがを砂状にしたもので、強度重視のつくりとなっている。外野フェンスは衝撃吸収材の厚みを8㎝から14㎝に変更した。
選手用のロッカールームも改修し、外野席には階段状の観覧スペースを設けた。多目的トイレは2カ所から3カ所、車椅子用の階段昇降機は2基から5基に増設。車椅子観覧用デッキは4カ所から5カ所に増やし計20人が利用できるようにするなど、バリアフリー化も推進した。エレベーター1基の新設も進めており、2020年3月末完成予定。総事業費は約13億円。収容人数は改修前と同じく3万人。
同事務所企画管理部管理課の佐藤秀主査は「あづま球場を皮切りにオリンピックがスタートするのは光栄。良いスタートを切れればと思い工事をしてきた」と述べた。
グラウンドの排水工、人工芝工、スタジアム内部改修建築の施工は佐藤工業。内部改修電気は大槻電設工業、機械は第一温調工業が担当した。


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