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2019.10.04

優良現場代理人ら表彰/SAFETY2019

東北地方工事安全施工推進大会・SAFETY2019が2日、仙台市の日立システムズホール仙台で開かれた。約500人が参加し、労災事故の撲滅に向け決意を新たにした。
東北地方整備局、東北6県や建設業16団体などで構成する大会実行委員会の主催で、今回が30回目となる。
実行委員長の佐藤克英東北地方整備局長は「東北地方の建設業における労働災害発生は減少傾向にあるが、依然多くの死傷者が出ている」と注意を喚起。「現場、各社の管理部門、発注者が一丸となり、一層の事故防止と働きやすい職場環境の形成に努めていきたい」と協力を求めた。
実行委員を代表し、千葉嘉春東北建設業協会連合会長は、国土交通省の建設工事公衆災害防止対策要綱の改正に触れ「要綱を順守し現場の安全維持に努めるとともに、建設業の持続的な発展と、若者への技術の継承がなされる魅力ある業界づくりにまい進する」とあいさつ。来賓の代田雅彦宮城労働局長は「働き方改革、生産性向上の基盤は安全にある。作業手順の順守など原点に立ち返り、日々の積み重ねで災害ゼロを築き上げてほしい」と基本事項の徹底を求めた。
工事事故防止に積極的に取り組み、安全施工に貢献した優良企業(現場代理人)64人と、実行委員会が募集した「安全に関する体験・提案」の優秀論文25編を局長が表彰。事故防止対策の取り組み紹介として、大和田弘光佐藤工務店工務本部長が「WEBカメラによる現場監視」、平井明佐藤渡辺東北支店安全監理部長が「長大トンネルにおける安全対策」のテーマで実例を紹介した。
山田克輔日本橋梁建設協会東北事務所長が決意表明を行い、大会スローガン「新たな時代にPDCA みんなで築こうゼロ災職場」の実現に向け、関係者全員が協力して取り組んでいく決意を示した。


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