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2019.10.11

ICT施工技術学ぶ/児童が289号渡瀬BPの現場見学

県南建設事務所は7日、鮫川村渡瀬地内の国道289号渡瀬バイパス(BP)1工区中央付近の1号橋(仮称)建設現場で、地元の町立鮫川小学校6年生児童28人を対象に見学会を開いた。
建設業に対する興味や関心を高め、将来の建設業を担う人材育成が目的。児童は、作業員に教えられながら重機の体験乗車、現場測量、ドローンによる撮影体験を通して道路の大切さや工事内容を学んだ。公共工事現場で活用例が増えるICT施工についても説明を受けた。
白石正俊主幹兼企画管理部長があいさつし、施工する藤田建設工業の尾又伸一工事部次長が道路建設の概要や進捗状況等を説明した。
同BP各工区でICT施工は未採用だが、第3工区に近接する国道289号青生野工区現道拡幅事業(同村青生野地内)でICT施工が採用されたことから今回、現場見学に合わせて新技術を紹介した。
鈴木英喜コマツカスタマーサポート白河支店長と同支店の遠藤辰徳さんが児童にパソコンの画面を見せながら、建設車両をICTで制御し効率良く施工できるシステムを説明した。
国道289号渡瀬BPは、同村山間部の渡瀬地内で急峻な現ルートを北東に迂回する路線。延長7439m、幅員6(8)m。全3工区に分けて施工を進めている。
2014年度に起点側第1工区1620m(渡瀬字中野町~同関下地内)の道路改良に着工し、渡瀬川に架かる1号橋(仮称)と2号橋(同)建設を含め順調に進捗、一部供用している。16年度には、国道349号と一部重複する第3工区2423m(青生野字姿平~同字大犬平地内)の改良工に着手し一部供用済み。第1工区と整備済み既存区間をはさみ、第2工区(延長3396m、渡瀬字関口~青生野字姿平地内)は18年度に着工した。
20年度前半のBP全体完成を目指している。


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