福島建設工業新聞社

県造園建設業協会(諸井道雄会長)は、庭を拠点とした地域環境整備の一環として「お庭拠点プロジェクト」に取り組んでおり、今年度はいわき市21世紀の森公園に2つのモデル庭を作庭し、展示している。
協会では「ヒートアイランド現象を防ぎ、きれいな水と空気をつくる緑を増やしたい」との願いから、県内6支部持ち回りで同プロジェクトに取り組んでいる。モデル庭を1カ月間展示し、庭の魅力を周知。展示後は希望者に譲渡している。
今年度のモデル庭は、いわき支部が担当した。山一緑化土木が中央部にシンボルツリーを植え、床部は枕木を使ってデッキ風に仕上げた「くつろぎの空間」、青年部は四季が感じられる樹種と飛び石などを配した「自然と暮らす庭」を作庭した。
31日まで展示し、同日まで譲渡希望者を募る。応募条件は、いわき市在住で現在、庭がないこと。希望者多数の場合は11月6日に選考を行う。移転と作庭工事は協会会員が無償で施工する。
問い合わせ先は同協会事務局☎024(593)0039。