福島建設工業新聞社

県職業能力開発促進大会が20日、福島市のエルティで開かれた。県卓越技能者(県版現代の名工)や職業能力開発関係功労者らを表彰。技術・技能の研さんや継承、人材育成等の功績をたたえ、ものづくりに携わる者の使命を再確認した。
県、県職業能力開発協会、県技能士会連合会の主催。職業能力開発や技能評価の重要性に対する社会的認識を高めようと毎年開いており、今回は受賞者、関係者ら約100人が参加した。
鈴木正晃副知事が「相次ぐ激甚な災害からの復興創生には、産業の振興と高度な技能を持った人材の育成が重要。今後も技術の一層の向上と次世代への継承に努めてほしい」とあいさつ。鈴木副知事、福井邦顯県職業能力開発協会長、折笠久夫県技能士会連合会長が受賞者に表彰状・感謝状を手渡した。
来賓の菊地芳夫県名工会長が「これからも確かなものづくりに励み、若い技能者への指導に尽力してほしい」と祝辞を寄せた。受賞者を代表して県名工の殿川慶一さん(酒類製造工)が「さらなる技能の向上を図り、後進育成や産業発展にまい進したい」と謝辞を述べた。
大会第2部は、佐戸川政実福島鈑金工業社長が「小さくてもキラリと光る組織づくり」と題して記念講演した。