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2019.12.20

福島労働局長が安全パトロール/天然ガス発電所現場

福島労働局(岩瀬信也局長)は13日、新地町の福島天然ガス発電所建設工事現場で安全パトロール‌​を行い、岩瀬信也局長が労働災害防止対策などを確認し、安全管理の徹底を呼び掛けた。
パトロールは東北6県の労働局が同日一斉に行った。本県は死亡災害が前年を上回るペースで発生しているため、全体の半数以上を占める建設業を対象に実施。岩瀬局長と秋元篤史福島労働局健康安全課長、荒徳彦相馬労働基準監督署長、建設業労働災害防止協会県支部の石川俊副支部長らがイノベーション・コースト構想の一環で整備が進められている同工事現場を訪れた。
岩瀬局長らは、施工する三菱日立パワーシステムズ・三菱電機特定JVの小澤大藏現場代理人の案内で発電所内の1号タービン設備、2号タービン設備、クレーン作業現場等を視察。今年発生した死亡災害事例を踏まえ墜落・転落、建設機械などの安全対策を重点にチェックした。
岩瀬局長は、作業環境等が良好な現場として評価し、現場で働く作業従事者等に対して「今後も安全に努めてほしい」と呼び掛けた。荒署長は「整理整頓された現場で良かった。働く人の安全管理のためには労働時間管理の適切な対応も課題となる」と講評し、石川副支部長は冬期間における事故防止対策の留意点などをアドバイスした。
福島天然ガス発電所は、福島ガス発電㈱が相馬港4号ふ頭に整備を進めているもので、隣接する相馬LNG基地で受け入れた天然ガスを燃料とする発電機2基などを建設する。2017年度に着工し進捗率は77%。20年度の完成、供用を予定している。


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