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2019.12.23

有床診療所を視野/新宮下病院

宮下病院機能検討委員会の第3回会合‌​が20日、福島市の県立医科大学で開かれ、年度内に提出する報告書の素案について意見を交換した。素案では、診療圏には病床を有する医療機関がないため、入院機能を持たせるが、持続可能な経営を目指すため「有床診療所」とすることを勧め、名称を工夫することとする。
機能については外来の診療科目を内科、整形外科、耳鼻咽喉科、精神科、皮膚科等とし、常勤の内科医・整形外科医を確保することを求めている。
また救急・外来については継続し救急協力医療機関として初期救急・時間外患者を受け入れる。診療圏の医療提供体制を維持・継続するため、へき地医療の拠点、在宅医療の提供機能も持たせる。
保健福祉的機能については地域包括ケアシステム、町村と連携した予防医療・健康増進対策構築の充実を盛り込んだ。
持続可能な運営を目指し医師・医療スタッフの確保や安定的な経営を目指すほか、地域づくりに参画するため医療機関の専門性を生かした町村等との連携を加えた。立地・施設については町村施設との連携やアクセス性、入院対応医療機関としての災害対策を考慮した施設づくりを求めている。
次回、来年2月14日の最終会合で報告書案について意見を交換し、3月にとりまとめを行う。これを受けて県病院局は基本構想を策定する。


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