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2020.01.15

終点側2.3kmが供用/国道4号鏡石拡幅

東北地方整備局郡山国道事務所が整備を進めていた4車線化事業「国道4号・鏡石拡幅」(延長4.5km)で、鏡石町役場入口交差点から終点側(須賀川市側)2.3kmが10日、供用を開始した。同事務所では、残る町役場入口交差点から起点側(白河市側)の区間についても早期の土工工事を全面展開し、事業推進を図る。
鏡石拡幅は、歩行者の安全確保と交通事故の減少、渋滞解消による企業立地の促進と物流効率化による企業活動支援、東北自動車道通行止め時の代替路線確保などが目的。鏡石町久来石地内の久来石交差点から同高久田地内の高久田交差点までの4.5kmを対象とした幅員30mの4車線化事業で、2003年度に事業着手、09年度に現地着工した。
今回開通した区間は、中央分離帯を設置して正面衝突事故のリスクを低減。両側の歩道はそれぞれ3.5mの幅員を確保し、通学路としての安全性を大幅に向上させた。また不時沼、町役場入り口の2つの交差点にはエレベータ付地下道を整備した。工事等を担当したのは三立土建、藤田建設工業、昭和建設工業、新道建設、三金興業、壁巣建設、会津土建、仙建工業、ナショナルエレベータ工業、日本道路、東京鋪装工業、大成ロテック、郡山測量設計社、セントラルコンサルタントら。
同事務所では未供用の起点側2.2kmについても本線改良工を施工中で、このほど全線で用地買収を完了したことから、今後は未着工区間の発注準備を進め、早期の工事全面展開を目指す。


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