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2020.02.14

ロボテスで点検支援講習会/県道路メンテ協

県道路メンテナンス会議(会長=小浪尊宏東北地整福島河川国道事務所長)は12日、南相馬市の福島ロボットテストフィールドで新技術を活用した点検支援技術の講習会を開いた。
県や市町村の担当者など約100人が参加。小浪会長が「定期点検の1巡目が概ね完了し、今後修繕工事が本格化してくる。各市町村の現場の声を聞かせてほしい」とあいさつした。
東北地方整備局道路部道路管理課の畠山仁道路構造保全官が、改定した定期点検要領について説明。コスト縮減や品質の確保に向け①点検対象の絞り込み②特徴的な損傷の対応③新技術の活用―など見直しのポイントを解説した。
新技術の紹介として、日本工営の担当技術者が橋梁下面の近接目視簡易装置「診れるんです」と構造物点検用ドローン「SPIDER」を解説した。
「診れるんです」はカメラを設置したポールを橋上から吊り下げ、橋梁下面を撮影する技術。「SPIDER」は搭載したカメラで構造物を撮影し、取得画像を合成する。同フィールド内の試験用トンネルでは「SPIDER」の実地研修を行い、参加者はドローンの動きやカメラの映像などを確認した。
同局道路部地域道路課の石井宏幸建設専門官が、今年度に創設した道路メンテナンス事業補助制度について説明。2020年度予算には事業費3857億円を計上し、地方自治体の計画的、集中的な事業推進を支援する。
各自治体の長寿命化個別計画策定に向けては、課題や工夫などについて意見を交換した。


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