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2020.03.11

復興加速へ常磐道の双葉IC開通

双葉町と東日本高速道路が整備を進めてきた常磐自動車道・常磐双葉インターチェンジが7日開通した。同日現地で行われた開通式典には安倍晋三首相、内堀知事らが出席し、除染・中間貯蔵施設事業や原発廃炉作業の進展など、復興事業加速化の要となる交通要衝の完成を祝った。
来賓約20人など関係者約80人が出席した。伊澤史朗双葉町長が「一部地域の避難指示解除やIC開通、JR常磐線の運転再開など復興がようやくスタートする。同ICは既成市街地再開発や中野地区復興産業拠点から10分圏内で、町復興への寄与に大きく期待したい」とあいさつ。安倍首相が「IC開通により、中野地区進出企業等の双葉ブランド製品が全国に流通する。福島の復興なくして日本の再生なしという強い気持ちで復興に全力で取り組みたい」、赤羽一嘉国土交通大臣が「IC開通がふるさと帰還の一助となってほしい。常磐自動車道全線4車線化の早期実現に取り組んでいく」と述べた。
安倍首相、伊澤町長、内堀知事、赤羽大臣、田中和徳復興大臣、森まさこ法務大臣、小畑徹東日本高速道路社長らがテープカットして開通を祝った。
同ICは2015年に事業許可を受け、17年6月に着工した。大熊ICから5.3km、浪江ICまで
kmの双葉町寺沢字唐沢地内に、県道井出長塚線にアクセスする無人式の平面Y型フルインターで整備した。


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