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2020.04.13

コロナ対策で除菌水製造/東北入谷まちづくり建設

東北入谷まちづくり建設(本社=会津若松市、小野太成社長)は、新型コロナウイルスの緊急対策で、ウイルス除去に有効な除菌水を自社で製造。社員に配り、感染防止を図っている。
ウイルス感染が急速に広まる中、即座の対応でなければ意味が薄れてしまうとの危機感から、小野社長が情報収集を進め、除菌水を作る『電解式次亜塩素酸水発生器・ジアニカ』を購入した。
同社は社員70人。その家族や建設現場内も含めると、感染した際のリスクも拡大するため、組織的な感染防止対策、社員の安全を最優先した。
市販のアルコール製剤除菌・衛生剤を使用していたが、品薄などで入手が困難。「それでは自前で能動的にスピード感を持って」と小野社長は購入を即決した。機械自体は構造もシンプルで、水道水と塩のみで、約1時間電解することで、10㍑の除菌水を作ることができる。
次亜塩素酸水は、強い殺菌効果がありながら、人体に全く影響がなく、医療施設、介護福祉施設、食品加工施設などで幅広く活用されている。
同社の高橋幸一総務部長は「感染拡大の前にいち早く対応することに意味がある。状況は深刻だが、社員、家族、現場を考え、自己防衛意識を高めたい」と話した。


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