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2020.06.26

ハッピーロードネットに手づくり郷土賞

国土交通大臣表彰「手づくり郷土賞」を受賞したNPOハッピーロードネット(西本由美子理事長)への認定証授与式は23日、広野町の同NPO事務所で開かれた。同団体は「震災からの復興を世界へ発信!~“ふくしま浜街道”を子供たちとともに~」の取り組みにより一般部門賞を受けた。
ハッピーロードネットは、地域の子どもたちの声を受けて、「みんなでやっぺ!きれいな6国」として幹線道路、地域の生活道路である国道6号沿線の清掃に取り組むとともに、“30年後の故郷に贈る”を合言葉に約2万本の桜を植樹する「ふくしま浜街道・桜プロジェクト」などを展開。昨年度は参加者約3000人を集めるなど、地域住民によるまちづくりへの参画を促している。
授与式には東北地方整備局から佐藤克英局長、菅沼真澄磐城国道事務所長、遠藤智広野町長らが出席。佐藤局長が西本理事長に認定証を手渡し、「次世代を担う高校生など地域を愛する後継者を育てている。桜プロジェクトは浜通りを訪問するきっかけとして好事例になる。末永く取り組みを継続してほしい」とあいさつ。遠藤町長が「国道6号の清掃と桜づくりは、ふくしまの復興を世界にPRできる」と祝辞を述べた。西本理事長が「震災で活動休止も覚悟したが、数えきれないほどの人たちが心を一つにして、22年も活動を続けられた。地域を思う心に支えられた世界一の団体という自負を持ちながら、受賞を機にさらに頑張っていきたい」と述べた。


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