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2020.07.06

国、県が書類引き継ぎ/阿武隈川管理区間変更

阿武隈川上流の県管理区間約5.6kmが国管理に変更されたことを受けて3日、東北地方整備局福島河川国道事務所と県土木部が、管理上必要な書類の引き継ぎを行った。同事務所は変更区間流域の鏡石町、矢吹町、玉川村と協議を進め、計画されている遊水地群の建設地等を固めていく。
阿武隈川上流部での遊水地群整備は、河川整備計画に位置付けられ、阿武隈川緊急治水対策プロジェクトの一環で国が取り組む直轄河川大規模災害関連事業(2019~28年度)により推進する。乙字大橋(玉川村)~うつくしま大橋(玉川村・矢吹町境)までの区間流域に複数整備する計画で、1日付で国管理に変更した。
引き継ぎは県庁で行われ、猪股慶藏県土木部長が小浪尊宏福島河川国道事務所長に書類を手渡した。小浪所長、猪股部長は「国、県、市町村が一体となってプロジェクトに取り組み、流域全体の治水安全度を高める」とあいさつした。
同事務所は、遊水地群の整備に向けて3町村との協議を開始している。小浪所長は自治体、住民の意向を踏まえて、遊水地の建設地や規模、変更区間内で必要な治水対策などを検討する考えを示した。遊水地群の総容量は河川整備計画で900万㎥が想定されている。


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