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2020.09.04

優良工事32者に知事表彰

県の優良建設工事表彰式が4日、福島市のコラッセふくしまで行われ、受賞各社の技術力と創意工夫、品質管理の成果をたたえ、内堀知事からそれぞれに表彰状と記念の盾が贈られた。今年度の受賞工事は31件(32者)。単独で3年連続受賞の渡部工務所には知事特別賞が授与された。
優良建設工事の知事表彰は、建設技術の向上発展と工事の安全な施工の確保を目指して1967年度から行われており、今回で52回目の歴史を持つ。
式には内堀知事、松崎浩司農林水産部長、猪股慶藏土木部長ら両部幹部と、来賓の県議会・太田光秋議長、先﨑温容農林水産委員長、佐藤政隆土木委員長、長谷川浩一県建設業協会長、鈴木武男県建設産業団体連合会副会長、栁沼秀徳県土地改良建設協会長、齋藤卓夫県森林・林業・緑化協会長、松原文司県管工事協同組合連合会長、大槻博太県電設業協会長、大内弘之県空調衛生工事業協会長が出席した。
内堀知事が式辞で「表彰は、高い技術力と現場の特性を踏まえた創意工夫、環境配慮の取り組みなど、優れた成果をたたえ本県の建設技術発展向上につなげるもの」とあいさつ。災害への迅速な対応や新型コロナウイルスの影響下での社会基盤整備の取り組みに改めて謝意を示した上で、「震災から9年半。一丸で復興・再生に取り組んできた成果が着実に実を結んできた。県は建設事業者が誇りと意欲を持って活躍できる環境づくりに取り組むとともに、県民の生活を支える社会基盤整備を着実に進める。皆さんには受賞を機にさらなる技術の研さんと安全管理に努め、福島の復興・創生に一層の力添えを願いたい」と呼びかけた。
太田議長は「受賞は、常により良い品質を目指して取り組むたゆまぬ努力の成果。故郷を思う心と日々の研鑽に感謝したい」と受賞者をたたえ、「復興は前に進んでいるが、新たな課題への対応も迫られている。県議会は、県民の生活基盤を支える社会基盤の整備充実と建設産業の振興に全力で取り組む」と祝辞を述べた。
受賞者を代表して、知事特別賞を受けた渡部工務所の渡部芳徳代表取締役が「受賞は建設業に携わる者にとってこの上ない誇りと喜び。今後も技術力向上に努め、地域住民が安全安心に暮らせる地域づくりのため使命感を持って取り組む」と謝辞を述べた。
今年度の優良建設工事は2019年度に竣工した農林水産部186件、土木部1257件の工事の中から、書面・現地審査を経て農林水産部発注工事で7部門9件9社、土木部工事で14部門22件23社が受賞した。‌


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