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2020.10.12

会津工業高で水道技術出前講座

会津若松市上下水道局は6、8日の2日間、会津若松市の県立会津工業高校で水道の技術に関する出前講座を開いた。
水道技術に焦点を当てた取り組みや魅力を発信することで、地域基盤産業への将来的な入職促進を図ることが目的。これまで小学生に対して浄水場の仕組みを紹介するなどの講座を開いていたが、管路技術をテーマにしたより実践的な内容の講座は今回が初めて。職業選択の時期を迎える同校建築インテリア科1・2年生が参加した。
6日には2年生39人を対象に、座学と現場見学を行った。座学では①水道の魅力を伝達②水道をPR③安心・安全な水道工事を体験―の3つのテーマで講話した。動画で上下水道局の業務内容を紹介し、設計書作成の一連業務や工事が完成するまでの流れを説明。模型などを使って老朽管内部の状況を披露したほか、現在市が布設替工事に使用しているダクタイル鋳鉄管の高い耐震性を含む機能を解説した。
老朽管更新事業・徒之町ほか配水管布設替(施工=三立道路)の現場では生徒が2班に分かれて、実物のφ150㎜ダクタイル鋳鉄管を用いた水漏れ防止・耐震機能損失防止の確認作業を体験し、水道管継手部分の施工の様子も視察した。同局は現在取り組んでいるIoT技術を活用した水道工事施工管理システムを紹介。従来方法による事務作業と比べ、負担が大きく軽減できるメリットを示した。


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