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2020.10.30

深夜、国道4号上に橋梁架設

東北地方整備局福島河川国道事務所が事業中の相馬福島道路で、国道4号を跨ぐ橋梁(国道4号橋)の上部工架設工事が26~28日の深夜、国道4号を通行止めにして行われた。交通への影響を最小限に抑えるため、総重量約290tの鋼桁を大ブロック化し、750tクローラクレーンで一括施工した。
相馬福島道路霊山~福島で建設する本線橋はすべて上部工架設に着手したことになり、今年度内の全線開通にまた一歩前進した。
国道4号橋上部工工事は矢田工業の施工。本線橋(単純非合成鈑桁、橋長41.5m)と、伊達桑折ICから国道4号へのアプローチとなるBランプ橋(同、42.1m)の上部工で2019年8月に着工した。伊達市岡沼地内。
道路上の施工時間を短縮するために桁の夜間一括架設を計画。作業ヤードでクローラクレーンを組み立てた後、本線橋は7本の桁(長さ40.5m)を3本(G1~3)と4本(G4~7)に分けて地組・ボルト締めを実施。グレーチング床版を架設した上で一括架設に臨んだ。
作業は国道4号伊達市岡前~伏黒間を午後9時から翌朝午前6時まで全面通行止めにして行われた。1日目にG1~3(125.7t=附属物・仮設含む)、2日にG4~7(163.7t)を架設。最終日にG3~G4間の横桁、グレーチング床版を架設した。
本線橋に続き、Bランプ橋も3本の桁を一括架設する計画で、地組等を行った後、11月9日深夜に実施する。両橋で現場塗装工などを行い、21年2月末の工事完成を予定している。


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