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2020.11.16
茅葺き技術継承へ微温湯で研修

茅葺きの文化・技術継承と担い手の育成を図ろうと毎年企画しているもので、県地域型復興住宅推進協議会の木造住宅技術セミナーで安藤教授が講師を務めたのが縁で、同協会の本県での実技研修につながった。旅館西側の古家棟(1872年築、W造3階建て166㎡)の老朽化した茅葺き屋根を題材に、修繕しながら研修を行った。古家棟は2017年に国登録有形文化財に登録されている。
会員2人(うち県内会員1人)が講師を務め、全国各地の会員企業から5人が受講した。実技研修は北側屋根の幅4m程度で実施。使用する茅は南会津地方から4tトラック1台分を運搬した。古い茅を取り除いた後、劣化した屋根の下地を補修。新しい茅をふき、表面を丁寧に刈り込んだ。
講師を務めた下郷町の小椋竹彦氏は「素材の準備だけでも大変だが、大切な風景を守っていきたい。職人が高齢化し減少している中、若い職人の活躍に期待したい」と話した。
受講者からは「自然と融和した建物を後世に伝えることの重要性を感じた」「違う地域の屋根を見ることで、地元の茅葺の理解が深まった」などの感想があった。
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