福島建設工業新聞社

県土木部は21日、会津若松市の会津保健福祉事務所改修等工事現場で「親子で学ぶ建設工事現場見学会」を開き、同市や福島市などの小学生(4～6年生)親子10組20人が建設業に理解を深めた。
ふくしま建設業振興プランに基づき、建設産業の魅力発信や広報活動の一環として県が取り組んでいる。
現場は、旧会津若松看護専門学院校舎(1968年築、RC造2階建て延べ1048㎡)を改修・増築し、健康増進や保健福祉、生活衛生などの相談が可能な事務所延べ1318㎡を整備するもの。また同校の旧寄宿舎(76年築、RC造3階建て延べ917㎡)を改修し、動物一時収容室や検査室などが入る別館を整備する。建築主体は会津土建。工期は2021年3月31日。21年度の開所を目指している。
県の担当者や現場代理人から工事内容、安全対策などの説明を受け、壁パネル貼り作業の様子を見学。試行運用が開始される遠隔臨場に用いる装置やドローン、自動検温装置などの最新機材も披露された。このほか見学会の記念に児童らがタイルカーペットにメッセージを書き残し、床に貼る作業を楽しみながら体験した。