福島建設工業新聞社

西松・壁巣特定JVが施工している国道294号白河バイパス(BP)南湖トンネルの貫通式が20日、白河市東大沼～栄町地内の現地で行われた。加藤保浩県南建設事務所長と鈴木和夫市長、濱崎伸介西松建設北日本支社執行役員支社長、壁巣達弥壁巣建設社長が鏡開き‌​を行い、貫通を祝った。
同BPは1995年度に事業着手。同市中心部の慢性的な交通渋滞解消と地域活性化を図る延長4120mの路線で、2020年代前半に完成予定。南湖西側の東大沼地内周辺を起点とする白河BP工区(2480m)と、市街地を南北に縦断し東北自動車道白河中央スマートインターチェンジ付近に至る白河BP北工区(1640m)に分けて整備している。
同トンネルは白河BP工区内に建設し、延長474m×幅員6.5～14.5m。2019年12月にNATMで掘削工事に着手し8月末工期で工事が進められている。同事務所は21年度に、同トンネルの防災、照明、舗装工事等を発注する方針。