福島建設工業新聞社

県立郡山北工業高校(澁谷栄一校長)建築科の第15回卒業設計展は1月30、31日の2日間、郡山市日和田町のイオン郡山フェスタ店で開かれた。生徒の父兄や建設関係者、買い物に訪れた一般市民など多くの来場者で賑わった。
生徒たちの学習成果を披露し、多くの市民に建築設計への関心、理解を深めてもらおうと毎年開催している。会場には3年生が集大成として取り組んだ卒業設計作品40点のほか、外部設計競技参加作品、1・2年生の製図作品が展示された。
卒業設計作品は「複合施設」をテーマに作成。地域の魅力を生かした茶屋街、CLT工法を採用した図書館、地域活性化を目的とする大型商業施設のほか、医療従事者に配慮した働きやすい病院、高齢社会に対応したバリアフリーな公共施設など、社会問題や地域課題の解決に向け設計された作品が並んだ。受付と案内は3年生が担当した。