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2021.03.15

市民利用施設のコンセプトまとめる/若松新庁舎

会津若松市庁舎整備の設計業務を担当する梓設計・白井設計JVは9日、市内のスマートシティAiCTで第3回「仮称・あいづっこプラザおよび市民ホール」利活用に向けた検討会を開き、これまでのワークショップ(WS)等の成果から最終的なコンセプト等をまとめた。
市関係者や市民、団体代表らを対象に、本庁舎旧館と新庁舎をつなぐ交流スペース「仮称・あいづっこプラザ」と旧館に設置する「仮称・市民ホール」のデザインコンセプトや利活用案を検討し、市に提言することを目的に開いている。県立会津工業高校建築インテリア科1・2年生や福西敦子市景観審議会委員ら16人が参加した。
WSでは、過去2回開催の検討会でまとめたビジュアルイメージやコンセプト、活用シーン等の案や同高校生徒が製作した空間活用案を発表した。発表後に3グループに分かれて各案に関して意見交換し、最終的なコンセプトやターゲット層、活用案をまとめた。
コンセプトには「歴史と未来がつながる空間」を設定し、0歳から100歳までの幅広い年齢層をターゲットとした。活用案には、昼はカフェ、夜はバーとして開放し、会津の食材や日本酒を提供できる場とすることなどをまとめた。特徴には未来をイメージさせるAI技術を取り入れ、歴史ある旧庁舎と一体的な空間とすることで「歴史」と「未来」がつながる場とする内容が盛り込まれた。
これらの案を集約したイメージスケッチは5月末に公表する予定。4、5月に開催予定の市民説明会等を経て、実施設計の内容に反映させる。基本設計については5月の発表を見込んでいる。


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