福島建設工業新聞社

県、県耐震化・リフォーム等推進協議会は3月26、27日、福島市のポリテクセンター福島で「ブルーシート展張講習会」を開き、県内各地から建築関係者、消防関係者ら45人が参加した。NPO災害救援レスキューアシスト、JVOAD(NPO全国災害ボランティア支援団体NW)の協力、県建設業協会、全建総連福島、県工務店協会、県建築大工業協会の後援。
熊本地震や大阪北部地震、一昨年の東日本台風、房総半島台風による被害に対し支援し、本県沖地震でも新地町などでブルーシート張りのボランティアを行ったNPO災害救援レスキューアシストの中島武志代表理事と、現役消防官の木家浩司プロボノ消防志代表理事、同協議会が昨年開いた災害対策セミナーで講演した松山文紀NPO・MFP代表が講師を務めた。
講習は座学だが要所では実演を取り入れて行われた。「ブルーシートを張る専門の事業者はいない。このため被災者がブルーシートを張るために屋根に上り転落し亡くなる事例がある。災害から助かった命を失う。これほどいたたまれないことはない」とし安全確保を中心としながら、これまでの活動から生み出された工法を紹介した。