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2021.06.07

過去最高319者934技術が一堂に/EE東北

「広げよう新技術 つなげよう未来へ」をテーマに、建設事業に関わる新技術、新工法、新材料などを一堂に集め公開する「建設技術公開EE(エンジニアリング・エキシビション)東北」が2、3日、仙台市宮城野区の夢メッセみやぎで開かれた。
EE東北実行委員会(委員長=東北地方整備局企画部長)の主催で1990年度から開いている。新型コロナウイルスの影響で昨年度は中止となり2年ぶり、30回目の節目の開催となった。分野別の出展数は設計・施工121者374技術、維持管理・予防保全115者309技術、防災・安全66者194技術、建設リサイクル・その他17者57技術で過去最多の計319者934技術が展示された。
全邦釘東京大学大学院工学系研究科総合研究機構特任教授が「AI技術の活用により変わるインフラ建設・維持管理」をテーマに特別講演したほか、ICT機器関連12社による3次元測量、ICT建設機械の操作体験や防災・安全、建設リサイクルなどをテーマとする14技術のプレゼンテーションと30回開催記念パネル、高校生橋梁模型などが展示された。
本県企業では、藤田建設工業(棚倉町)が厚板集成材を利用した組み合わせ可能なユニットハウス「Hurryうっど」を展示した。都市部での工事を想定した仮設事務所で、シャワールームやウォシュレット付トイレを備え、ユニットごとに輸送でき、迅速な設置が可能。寿建設(福島市)は重機操作シミュレーター「重機でGo」、トンネル漏水対策の「点導水工法」、トンネルアーチ鉄筋組立治具「鉄筋ハンガー」をパネル・動画等で紹介した。小野工業所(同)は橋梁保全研究所と共同で、地方自治体が管理する小規模橋梁に適合性が高く、経済的なプレキャストRC取替床版などをPRした。


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