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2021.06.30

DX推進へICT建機を試験施工

東北地方整備局福島河川国道事務所は25日、インフラ分野におけるDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進の一環で、ICTを活用した建設機械の試験施工を行った。福島市・信夫ヶ丘緑地公園の阿武隈川上流瀬ノ上鎌田地区河道掘削等工事現場で、施工の新庄砕石工業所(本社=山形県新庄市、柿﨑武男社長)などが協力した。
同事務所や協力会社などから約40人が参加した。前田隆副所長が「遠隔操作はDXの実現を担う技術の一つ。建設現場の未来を感じてほしい」とあいさつ。柿﨑赳新庄砕石工業所取締役管理部長が建設業の課題と現状を説明した上で「遠隔臨場、遠隔操作によりさまざまな課題をカバーできる。多くの人に体験してもらいたい」と述べた。
遠隔操作の実演では、建機の操縦経験のない協力会社の事務職員が遠隔操作して法面を掘削したほか、マシンコントロールシステム(MC)を搭載したブルドーザーで敷き均しも行った。
遠隔臨場ではウェアラブルカメラを用いて現場確認を実施した。図面の3次元化により若手技術者の理解促進が図られるほか、受発注者間の確認作業効率化が期待できる。


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