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2021.07.16

平工高生がICT建機の現場見学

県建設業協会(長谷川浩一会長)が担い手確保・育成対策の一環として取り組む高校生等現場見学会は9日、いわき市の夏井川河口部治水対策・夏井川水門(門柱)の工事現場で県立平工業高校土木環境工学科2年生27人が参加して開かれた。
夏井川はいわき市平下神谷字沢帯地内の河口部が閉塞し、河口部近くで合流する仁井田川(横川)を逆流して太平洋に注ぐため、台風等の増水時には横川堤防の決壊・溢水が懸念されていた。横川への逆流防止のため、合流部近くに幅88mの水門を建設する。2019年度発注の横川仮締切工が完了し、今年度から水門の門柱工(施工=堀江工業・加地和組・福田組JV)の本体掘削工に着手している。水門設備担当は矢田工業・豊国工業JV。
渡部孝光いわき建設事務所河川砂防課長が水門建設の経緯や役割などを説明し「夏井川は県内最大の2級河川で、その逆流を防ぐ水門は県内最大級の大規模工事。ICT施工など省力化にも取り組む最先端の現場を体験してほしい」と述べた。渡邊英誉現場代理人が工事の進捗などを説明した。
ICT施工をサポートするコマツカスタマーサポートの担当者が、同現場でのICT活用の取り組みを説明した。生徒たちはICT建機(バックホウ)の操作やドローンのフライトなどを体験した。


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