福島建設工業新聞社

県農林水産部は10日、福島市のパルセいいざかで仮称・ふくしま農業人材育成センター基本・実施設計業務公募型プロポーザルの公開プレゼンテーション・ヒアリング‌​を行い、1次審査を通過した単体事務所、設計共同体計5者が提案内容を説明した。引き続き非公開で2次審査を行い、最優秀者を選定した。審査結果は契約後、9月下旬に発表する。
同センターは、県農業短期大学校敷地内に新築する学生寮と研修生の宿泊機能、教育・研修機能(スマート農業研修施設等)を一体化させた木造複合施設。プロポーザルは、県知事登録の1級建築事務所単体か代表の設計共同体を公募。20者以上が参加を表明した。審査員は古谷誠章委員長(早稲田大学創造理工学部建築学科教授)ら7人。
プレゼンテーションでは寮をユニット化し複数棟建設する案、学びや交流の小規模スペースを複数配置する案などが示された。施工性や工期短縮、コストを踏まえ在来工法やCLT、WOOD・ALCなどさまざまな工法が提案された。建築関係者ら35人が傍聴した。