トピックス

2021.08.30

郡山北工生が道の駅ふくしまの現場見学

県建設業協会(長谷川浩一会長)は26日、菅野・松崎・梅津特定建設工事共同企業体施工で工事が進む福島市の「道の駅ふくしま」で、県立郡山北工業高校の生徒を対象に現場見学会を開いた。若年者の入職意識向上を図るために実施しており、建築科2年生40人が参加した。
斎藤秀紀福島市商工観光部道の駅整備室次長が「特産物の販売や観光情報、道路情報などを発信する本館のほか、こどもの遊び場や防災倉庫なども整備する。地域振興の拠点となる施設をじっくり見学してほしい」とあいさつし、今野泰敬市財務部財産マネジメント推進室公共建築課技査が施設概要を説明した。
現場代理人の阿部秀範菅野建設工事部長が、見学コースを説明し、生徒たちは2班に分かれて施工中の施設内を見学した。
見学後、測量作業や電動工具を使った長ビスの打ち込み‌=写真=​など、現場作業を体験し、建設業への理解を深めた。生徒を代表して鈴木ひかりさんが「施工中の現場で貴重な体験ができた」と感謝の言葉を述べた。
道の駅ふくしまは、大笹生インターチェンジと上名倉飯坂伊達線(フルーツライン)に囲まれた交通の結節点に建設される。福島市が地域振興の新たな拠点として「集客・交流」「情報発信」「地域産業」の3点を軸に整備を進めている。本館(W造平屋2262.98㎡)は開口部を多数設け、施設内の採光を重視した。西側に配置するレストランからは吾妻山が眺望できる。
こども遊び場(W造平屋500㎡)は化粧板にCLT部材を採用。化粧板は県特産品の果物の形にくり抜き、親しみのある施設を目指す。両施設とも木材をふんだんに使用し、温かみとぬくもりを感じられる建物として整備する。
このほか防災倉庫や天然芝の多目的広場、ドッグランなども設ける。設計は小坂建築設計工房。工期2022年3月末。来春オープンを目指す。


ニュース一覧

トピックス

ニュース一覧