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2021.10.06

2年ぶり開催、入賞者表彰/県溶接技術競技会

第66回県溶接技術競技会の表彰式が4日、福島市のホテル福島グリーンパレスで行われた。昨年度は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で開催を見送っており、今年度は2年ぶりの実施。最優秀・県知事賞の白鳥徹也さん(福本鐵工臨海工場)、高橋学さん(北芝電機)ら各賞の入賞者それぞれに、表彰状と記念のトロフィー、盾が授与された。福島建設工業新聞社長賞は高橋電機・宗形正さんが受賞した。
競技会は溶接技術、技能レベルの向上と後継の育成、技能の継承を目的に、県溶接協会(高野次郎会長)が13市の共催(福島建設工業新聞社など後援)で開いている。今年度は6月5日、福島市の福島職業能力開発促進センター(ポリテクセンター福島)で開催。23事業場からアーク溶接部門12人、半自動51人、県独自のティグ部門19人の計82人が参加し、29人が受賞した。
表彰式では高野会長が「震災発生から10年半が経過。いまだ本県は多くの課題を抱えるが、協会は今後も技術の継承に努め、産業界に不可欠な基盤技術である溶接を通じ、本県の復興・創生に貢献していく。受賞者には今後さらに技術の研さんを重ね、後進の育成と本県産業界発展のため貢献してほしい」とあいさつした。
鈴木茂和審査委員長が経過、結果を講評。来賓の藤城良教県商工労働部再生可能エネルギー産業推進監兼次長、中谷誠次福島職業能力開発促進センター所長が「受賞はたゆまぬ努力の結果。今後も精進を重ね、成果を次の仕事に発揮するとともに、優れた溶接技術の継承に向けて、人材育成に力を注いでほしい」と祝辞を述べた。
受賞者を代表して知事賞を受賞した白鳥さんが「溶接はものづくりの基盤を成す技術。積み上げた技量が地域社会に貢献、産業界の発展に寄与するとの思いを胸に、自己研さんに励み、次世代への技術伝承に努める」と謝辞を述べた。
最優秀賞の2人は、11月14日に三重県四日市市で開かれる全国大会に本県代表として出場する。‌


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