福島建設工業新聞社

ふくしまインフラメンテナンス技術者育成協議会(会長=中村晋日本大学工学部教授)は7日、福島市の県青少年会館で第1回ふくしまME(更新)現場講習会を開いた。ふくしまME資格(防災、保全)の更新要件となる指定講習会で初の開催。防災、保全、基礎のME資格認定者46人が受講した。
中村会長があいさつし、地域の守り手として重要な役割を担うふくしまMEの役割を述べた。白岩孝朗県土木部道路管理課技師が「県の橋梁メンテナンス」、本田正彦県北建設事務所管理課副主査が「方木田こ線橋(国道115号)補修事業」について講義した。
現地実習‌=写真=​は市方木田地内の方木田こ線橋補修工事現場で実施。断面修復工や剥落防止工などの各種対策工法を視察したほか、経年劣化による漏水や融雪剤による塩害などの損傷原因についても理解を深めた。実習後には意見交換も行った。
14日は同会館で基礎資格の更新要件となる座学講習会を開く。