福島建設工業新聞社

県建設業協会(長谷川浩一会長)が担い手確保・育成対策の一環として取り組む高校生等現場見学会は13日、いわき市の夏井川河口部治水対策・夏井川水門(門柱)工事現場で開かれ、県立磐城農業高校緑地土木科1年生33人が参加した。
いわき市平下神谷字沢帯地内の夏井川河口部で、合流する横川への逆流防止のために整備する幅88mの水門門柱工を堀江工業・加地和組・福田組JVの施工で進めている。岸俊哉いわき建設事務所河川砂防課主任主査が水門建設の経緯や役割などを説明し、渡邊英誉現場代理人が工事の進捗などを解説した。
生徒らは門柱部の基礎工事等で用いる鉄筋コンクリートの鉄筋結束を体験した。佐藤武司佐藤鉄筋社長ら作業員の手ほどきを受けながら、作業の難しさを実感していた。