福島建設工業新聞社

県立平工業高校土木環境工学科の1年生34人が20日、いわき中央アスコン共同企業体(構成企業=日本道路、福浜大一建設、NIPPO)四倉工場の現場を見学した。
いわき市が、高校生の就職に向けた意識の向上と地域で働く意識の醸成、早期離職の減少等を目的に展開する高校生就職支援事業「いわきの職体験ツアー」を活用して同校が実施した。
見学に先立って、同校に日本道路東北支店の大山亮二営業部長らが訪問し、アスファルトとは何か、どのような種類があるか、どのように作り、何に利用されるのかなどを講義して理解を深めた。
現場見学では橋本利一郎いわき中央アスコン所長が「毎日何気なく歩いている道路が、どんなもので、どのようにできるのか、興味を持って学んでほしい」とあいさつ。制御室や再生路盤の原料化、プラント内部を案内した。試験室では100種もの合材レシピが正しく配合されているかを確認する品質管理体制を説明した。