福島建設工業新聞社

県の卓越技能者(県名工)や職業能力開発関係功労者らに対する表彰式が17日、福島市のエルティで行われ、ものづくり技能の研さんや後進育成への功績をたたえた。県と県職業能力開発協会、県技能士会連合会の主催。
職業能力開発や技能評価の重要性について社会的認識を広めようと、11月の人材開発促進月間に合わせて例年、県職業能力開発促進大会の席上行っている。今回は新型コロナウイルス感染症への対応で表彰式のみの形式とした。
受賞者、関係者ら約30人が出席。井出孝利副知事が「他の模範として後進の育成や技能向上に大きく貢献した。本県の復興・創生を力強く進めるためには高度な技能を備えた人材育成が重要。引き続き、技能研さんと卓越した技術の継承に尽力してほしい」とあいさつした。
井出副知事と福井邦顯県職業能力開発協会長が各受賞者に表彰状を手渡した。
受賞者を代表して県名工の渡邊英世氏(大工・ヤマニ建設)が「受賞を機に、さらなる技能の向上と後継育成に努める。栄誉に恥じないよう今後も業界の発展に貢献していく」と謝辞を述べた。