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2021.12.27

2012万tのCO2削減へ/小名浜港CNP検討会

小名浜港カーボンニュートラルポート(CNP)検討会‌の第6回会合は23日、いわき市鹿島町のパレスいわやで開かれ、CO2排出量試算に基づく次世代エネルギー供給計画について意見を交わした。
国際物流の結節点・産業拠点となる港湾で、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするCNPの形成に向け、国土交通省が全国6地域の港湾を事例に、港湾における次世代エネルギーの需要や利活用方策、導入上の課題等を抽出するため、今年1月に同検討会を設置した。
Web参加を含む関係者約90人が出席。このほど開いた火力発電や荷役運送のワーキンググループでのアンモニアや液化水素の需要と輸送・受入施設の検討など経過を報告。同港のCO2排出試算量、年間2012万tのうち99.9%が化石燃料の輸出入量や工場等の消費電力などターミナル外での貨物取扱関連事業者活動に基づくものとし、これらを削減ポテンシャルと位置付けた上で、次世代エネルギー供給計画における需要試算、輸送形態、施設計画の案を示した。
2月に予定する第7回会合で、小名浜港CNP形成の目指すべき姿案や今後の取り組みについて取りまとめるなど2022年度以降の国CNPマニュアル策定や県CNP形成計画策定等事業具体化の動向に対応する。


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