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2022.01.26

高校生98人が1次突破/2級土木技術検定

県立平工業高校土木環境工学科、県立喜多方桐桜高校建設科、県立二本松工業高校都市システム科の建設系土木学科を持つ3校は、昨年10月に行われた2級土木施工管理技術検定の1次検定で、3校そろって全国合格率を上回るとともに過去最高の合格率を記録した。制度改正により合格者は「2級土木施工管理技士補」の称号が得られる。
3校の合格率は①県立平工業土木環境工学科2年97.3%(37人中36人合格)②県立喜多方桐桜高校建設科3年79.5%(39人中31人合格)③県立二本松工業高校都市システム科3年77.5%(40人中31人合格)-で、全国平均の70.9%を大きく超えた。3校そろって全国水準を超えるのは今回が初。
生徒たちは「絶対合格するという気持ちで毎日勉強してきた。前日まで課外授業などに参加した結果を出せた」(県立平工業高校土木環境建設工学科2年・千葉朱莉さん)、「歴代最高の合格率を出せたことを嬉しく思う。学んだことを生かして社会に貢献したい」(県立喜多方桐桜高校建設科3年・石川永海さん)、「合格して安心した。今後は実務経験を積み、技士を目指す」(県立二本松工業高校都市システム科3年・山﨑柊さん)などと喜びの声を寄せた。県高等学校教育研究会工業部会土木専門委員長の佐藤秀幸県立二本松工業高校都市システム科教諭は「高い合格率が出せたのは県建設業協会の支援があってのこと。若年技術者の育成に向け、今後も連携を深めていきたい」と話した。
2級技士補は2021年度の技術検定再編で創設された資格。無期限で2次検定を受験することができ、受験意欲の促進と、若年層の資格アピールなどが期待できる。また、経営事項審査の2021年4月改正で、CPD単位の取得数に応じた「社会性(W)」の加点で、2級技士補が取得したCPD単位も評価対象となった。
※写真は‌合格を喜ぶ平工業高校の生徒たち​


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