福島建設工業新聞社

県さく井技術協会(佐藤正基会長)は1日、葛尾村で運営している太陽光発電事業の売電収益金30万円を村に寄付した。
佐藤会長、須藤明徳副会長が村を訪ね、篠木弘村長が対応した。佐藤会長が「発電事業も順調に進んでいる。昨年同様に村の復興のため貢献できてうれしい。地下水に係る業務があれば誠実に対応していきたい」とあいさつ。
篠木村長も「地下水施工では大変お世話になった。子供たちや移住者も徐々に増えている」と村の帰還状況などを説明し、感謝の言葉を述べた。
同協会は、原発事故で非難した住民が村に帰還するのに必要な飲料水を確保するため、事故後に深井戸を施工。さらに村の復興に役立ちたいと、受託工事の収益を使って村内に太陽光発電設備を設置し、売電による収益金を活用して寄付を行っている。今回が8回目で総額は320万円になる。