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2019.05.29

交流・情報発信の拠点施設が本格着工/浪江町

浪江町が、2020年7月の一部暫定供用を目指して整備を進める「交流・情報発信拠点施設」(仮称・道の駅なみえ)の起工式が26日、幾世橋字知命寺地内の現地で行われ、関係者約70人が施設の本格着工を祝った。
国道6号沿いに、24時間利用可能な駐車場やトイレ、休憩所などの「道の駅」としての機能に加え、町民が交流できるいこいの場や情報発信機能を備えた町の復興・創生拠点として整備する。
2棟構成で、将来の道の駅認定を想定した地域振興施設(フードコート、コンビニエンスストア、小型テナント、交流サロン、地域・観光情報発信スペース、郷土料理研修室、キッズスペース、大会議室、親子ふれあい広場)は、CLTを使用した木造平屋約2030平方㍍。町の伝統産業品の販売、製造、見学、体験ができる地場産品販売施設は、W一部RC造平屋約900平方㍍。町が推進するスマートコミュニティ事業を導入した地域のエネルギー拠点モデル施設に位置付ける。
このうち地域振興施設を先行整備し、20年7月のオープンを目指す。地場産品販売施設はオープン後に整備に取り掛かる方針で、21年1月の全面供用開始を予定している。
建設地は町役場北側で、国道6号と114号、町道町場中島線、請戸川に囲まれた幾世橋字知命寺地内の約3・4㌶。基本設計はオリエンタルコンサルタンツ・関・空間設計・アサノ大成エンジニアリングJV、敷地造成設計は玉野総合コンサルタント。整備事業者は実施設計・施工、監理一括で安藤ハザマ・東北工業建設JV、関・空間設計グループ。敷地造成工事は泉田組。
起工式では吉田数博町長が「町の魅力を発信する施設として、あらゆる効果を発揮するものと期待する。浪江らしさを積極的にPRしていきたい」と式辞を述べ、浜田昌良復興副大臣が「施設整備により、さらなる町の賑わい創出が期待される」と激励した。上坂克巳東北地方整備局副局長、鈴木正晃副知事、佐々木恵寿町議会議長が祝辞を寄せた。
吉田町長、浜田副大臣、吉田栄光県議会議長、由良英雄原子力災害現地対策副本部長らがクワ入れし、施設の早期完成と工事の安全を祈った。
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