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2019.06.14
今年度講習スタート/福島ヘリテージマネージャー育成
福島ヘリテージマネージャー(HM)の今年度育成講習会が8日、郡山市の南東北総合卸センターでスタートした。主催は建築関係団体、行政、教育機関などで構成する歴史的建造物保全活用促進協議会(会長=蛭田修二県建築士会長)。2013年度から行っているもので、7年目の今回は10人が受講。昨年度に続き大学生も参加している。
HMは阪神・淡路大震災後の復興の過程で、価値のある歴史的建造物が、専門家の助言もなく多数解体されたことに端を発する。震災後に制度化された登録文化財や歴史的建造物の修理技術・活用手法について専門家を育成しようと兵庫県教育委員会と兵庫県建築士会が制度を創設。その後全国に広がり建築士会全国大会と合わせて、全国協議会も開かれている。本県ではこれまで123人が修了している。
開講式では蛭田会長が「震災後、町中にある貴重な歴史的建造物が、公費解体や所有者のさまざまな都合によりなくなってしまった。町の財産を大事に育て残していくという役割は建築に携わる者として当然のこと。これから12月まで厳しいスケジュールだが何とか卒業してほしい」とあいさつした。
講習は12月14日まで全13回で座学32、演習28の計60時間行う。座学会場は郡山市(南東北総合卸センター、安積歴史博物館)と福島市(県青少年会館)。現地視察は県建築文化賞大賞を受賞した猪苗代のギャラリー、はじまりの美術館のほか、県北・県南地域でも予定している。
受講生には地域の魅力を形成する要素となる建造物3件を自ら探し出し調査を行う「地域のお宝発見」が義務付けられる。報告書を作成し、最終講習でプレゼンテーションを行う。調査過程で行う所有者との対面応答がプログラムの一つとなっている。
第1回講習はHM生みの親であるひょうごヘリテージ機構の沢田伸氏と村上裕道京都橘大学教授が担当し「ヘリテージマネージャー概論」を話した。
HMは阪神・淡路大震災後の復興の過程で、価値のある歴史的建造物が、専門家の助言もなく多数解体されたことに端を発する。震災後に制度化された登録文化財や歴史的建造物の修理技術・活用手法について専門家を育成しようと兵庫県教育委員会と兵庫県建築士会が制度を創設。その後全国に広がり建築士会全国大会と合わせて、全国協議会も開かれている。本県ではこれまで123人が修了している。
開講式では蛭田会長が「震災後、町中にある貴重な歴史的建造物が、公費解体や所有者のさまざまな都合によりなくなってしまった。町の財産を大事に育て残していくという役割は建築に携わる者として当然のこと。これから12月まで厳しいスケジュールだが何とか卒業してほしい」とあいさつした。
講習は12月14日まで全13回で座学32、演習28の計60時間行う。座学会場は郡山市(南東北総合卸センター、安積歴史博物館)と福島市(県青少年会館)。現地視察は県建築文化賞大賞を受賞した猪苗代のギャラリー、はじまりの美術館のほか、県北・県南地域でも予定している。
受講生には地域の魅力を形成する要素となる建造物3件を自ら探し出し調査を行う「地域のお宝発見」が義務付けられる。報告書を作成し、最終講習でプレゼンテーションを行う。調査過程で行う所有者との対面応答がプログラムの一つとなっている。
第1回講習はHM生みの親であるひょうごヘリテージ機構の沢田伸氏と村上裕道京都橘大学教授が担当し「ヘリテージマネージャー概論」を話した。
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