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2019.06.19

民間工事でICT施工/効率化で労働力不足解消

長谷川建設(長谷川晃夫社長)は、民間工事でICT建機を活用した施工を進めている。より安全な施工、労働力不足の解消、生産性の向上を目的に、今後のICT工事の広がりも見越して取り組んでいる。
本宮市で同社が施工するもとみや斎場の駐車場造成工事では、コマツの「スマートコンストラクション」を導入したICT施工を行っている。
測量データを3次元データ化し、インテリジェントマシンコントロールブルドーザ「D―37PXi」に転送。データや位置情報を基にブレードが自動制御され、オペレータは車両を前後左右に操縦するだけで図面通りに掘削作業が進む。業務が効率化し施工量も増加、若手の育成にもつながる。
同社はICT工事を導入する上で、社内教育にも力を入れている。17日には、同施工現場でICT建機体験試乗講習会を開いた。
講習会では同社社員約20人が、コマツのスマートコンストラクション推進部の遠藤辰徳氏ら4人から指導を受け、建機の操縦方法や、アプリでの現場管理方法などを学んだ。
長谷川拓也専務取締役は「民間工事でICTを積極的に導入し、施工実績を重ね、今後増えてくる公共工事のICT施工でその経験を生かしたい」と話している。


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